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先輩に聞いてみよう!

人文社会科学部

人間文化課程

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    「ユーモア」という身近なテーマを研究することで、日常の対人関係にすぐに役立てることができます。

    二本松直人さん

    私は対人関係における自虐的ユーモアの効果的な用い方に関する課題研究を行いました。「俺/私なんか」に始まる自虐ネタは関係初期の友人に使うと好意的に受け取られますが、親交が深まっている友人に使うと否定的に受け取られることが判明しました。

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    好きな分野を絞り込み専門家になれることが大学の学びの醍醐味だと思います。

    三好彩夏さん

    大きくて漠然としたイメージだったものを徐々に狭めていって、ある分野の専門家になることが大学における学びの醍醐味だと思います。私は「文学」というものに興味がありましたが、今ではその中のフランス文学の心理小説、とりわけレイモン?ラディゲの作品に注目しています。

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    高校では学ぶことができなかった分野なので、毎回の授業が驚きや発見の連続です。

    鈴木芙由子さん

    デジタルを使った表現について学んでいます。映像メディア表現の研究室で、アニメーション作りやCGでのキャラクター作りなどを基礎から学んでいます。高校ではデジタルを使った表現について学ぶことができなかったので、毎回の授業が驚きや発見の連続です。様々な作品を制作し自己表現を模索しながら、発想や企画の力をつけていきたいと考えています。

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    学部や学科の垣根を超えた交流も岩手大学の魅力です。

    田代優仁さん

    私は現在、主専修であるスポーツ科学プログラムで、スポーツを様々な学問分野に関連?応用させることについて学んでいます。副専修では私達の暮らしや社会を支える法律について学び、地域づくりに関わるための実務的な知識を積み重ねています。また、中学時代から陸上競技に取り組んでいた私は、全国でも実績を誇る岩手大学の陸上競技部に入部しました。全国大会での入賞、東北インカレの総合優勝を部の目標として掲げている志の高い部活動です。先輩方のような一流選手になることができるように鍛錬を重ね、競技を極めようと日々練習に励んでいます。岩手大学の魅力は、4学部のキャンパスが隣接しているため、学部や学科の垣根を超え、学生や先生との交流ができることです。他学部の仲間が持つ違う視点の考えやアイディア、それぞれが学んだ知識を共有することができます。また、他県や海外出身の先生や学生も多く、岩手出身の私は他の地域や国の風習や考え方に触れ、改めて社会の多様性を感じました。さらに岩手大学では「グローバル」な視点と「ローカル」な視点の両方を養うための学びが充実しており、現代社会に生きる人間として、大きく成長できる環境が整っています。また、多くの人と密接な交流ができる機会が多く生涯に渡る人との繋がりを築ける場でもあると感じています。

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地域政策課程

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    労働法の歴史的背景を知ることは、社会の成り立ちを知ることにもつながります。

    鈴木彩夏さん

    労働法とその歴史について研究しています。今日使われている法律を学んだ上で、なぜその法律がつくられ、どのような変遷を経たのかという歴史的な背景も含めて学修しています。先生方の講義は、学生がきちんと理解しているか確かめながら進めてくださる印象が強いです。

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    資本主義の理論や歴史を学び、現代社会の問題について考えていきます。

    鈴木基広さん

    経済コースでは現代社会の様々な現象や問題を経済の側面から学習します。その中でも私の所属している政治経済学ゼミは、主にマルクス経済学を学びます。資本主義経済の仕組みを研究し、資本主義社会の全容を考えるために、抽象的な資本主義の理論だけでなく、資本主義の歴史についても学びます。

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    これからの地域づくりにつながる実践的なテーマで研究しています。

    佐藤紅葉さん

    現代社会の仕組みや人々の意識?行動などに注目しつつ、環境問題をめぐる社会構造と解決策を人文社会科学と自然科学の文理両面から学んでいます。現在、「環境に配慮した社会を市民中心で築くこと」に関心があり、今後は産学官と市民が一体となって環境配慮行動を促進していく手法を研究していきます。

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教育学部

学校教育教員養成課程

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    岩手県で教員を目指すために、地域の学校が抱える問題に着目しました。

    大塚みつきさん

    私は小規模校についての研究をしています。岩手県の小学校のほとんどは文科省の定める適正規模に満たない、いわゆる小規模校です。その良さや課題を見つめ直し、正しく理解することは、岩手の教員となる上で重要なことであると考えています。現在は文献や聞き取り調査をもとに研究を進めています。

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    教科の専門性を高めながら、学校教育の今とこれからを考える視野を広げています。

    早坂朋恵さん

    各学年での実習?授業参観と講義での学びとを積み重ねながら、日々学んでいます。幅広い授業?免許選択は、所属教科はもちろん、学校種?教科の垣根を超えて自分の新たな興味?関心を探ることができます。私は国語科ですが、特別支援教育の視点も視野に入れた国語授業づくりの研究に取り組んでいます。

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    タブレット端末iPadを用いて行う最新の授業方法を模索しています。

    川村惟歩貴さん

    私は高校数学の授業におけるICT機器の活用について研究しています。タブレット端末を用いることで授業がより良いものになると考えたからです。岩手大学はICT機器が充実しているため、実際にiPadを十数台用いて授業を行うことができました。このようにICT環境が整っていることが、私の研究を支えています。

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    すべての子ども達が安心して学ぶことができる場を目指して勉強をしています。

    嘉藤瑞紀さん

    全員が安心して学ぶ環境づくりのために勉強やボランティアを頑張っています。確かな知識と技術を身に付け、子どもの良き理解者となり教育現場に特別支援の意識を広めていきたいと思っています。卒業研究では幼児を対象とした社会性スキルの基礎を養う指導法を研究しており毎日がとても充実しています。

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    地域に密着した学びの中で、生まれ育った岩手ならではの教育方法について知識を深めたいです。

    佐々木莉紗さん

    私は国語を専門とする教員を目指し、学校教育について勉強しています。 岩手大学は1年生の頃から附属学校での授業見学や実習があるので、学校現場を実際に見る機会が得られます。学校を訪れて実際に子供たちの反応を見ることで、実践的な学びを深めることができます。また、岩手大学は「地域密着」という特性があります。私が学ぶ教育学部では、基本的に地域の学校や事業所で実習を行います。市内の小?中学生を対象としたボランティア活動も盛んで、岩手の実践的な教育について日々学ぶことができる場所です。さらに、サークルの数が多いのも魅力です。私はサッカー部のマネージャーをしていますが、各々のサークルに新しい出会いがあったり、活動する中で新しい自分を見つけられたり、より一層広い視野を持つことができます。将来は自分が生まれ育った岩手で、岩手の風土に合った教育方法について知識を深め、実践していきたいと考えています。そのため、大学生活の中でより多くの経験や学びを得たいと考えています。

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理工学部

化学?生命理工学科

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    人のからだにも、地球にも優しい新型固体媒体の開発に取り組んでいます。

    松本智紘さん

    衣類などにも用いられる、石油を原料として合成している化学品原料を、廃棄物やバイオマスから合成できる固体触媒の開発研究を行っています。特に,硫酸などの危険な無機の酸の代わりとなる、環境に優しい水の中で画気的に働く新型固体酸触媒開発を、学内だけでなく国立研究所とも共同で進めています。

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    視力を回復させる治療法の開発を目標に研究を行っています。

    渡邊義人さん

    光受容能を持たない細胞に光感受性遺伝子を導入し、光感受性タンパク質を発現させることによって、新たに光受容能を賦与することができます。遺伝子導入した細胞にガラス電極を接着させ、光照射後の細胞の応答を細胞膜を通るイオン電流を測定することによって評価します。

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    研究者になるためのプログラムが充実、スキルアップの機会に恵まれています。

    小嶋理白さん

    私は高校の授業で触れた有機化学について深く学習したいと思い、このコースに入学しました。現在は、応用的な研究に不可欠な化学の基礎部分を中心に学びを深めています。理工学部には研究者?技術者を育成するための「先端理工学特別プログラム」があり、1年生からインターンシップという形で研究室体験が可能です。研究室インターンや国際研修の活動、自分が興味のある分野などについて、週に一度英語でのプレゼンテーション発表と質疑応答を行っています。これらの活動によって、プレゼン能力やクリティカルシンキング能力等の向上を図っています。私は化学の知識をより深めるために大学院に進学し、研究者になりたいと考えているので、より早く目標に近づくことが出来るこのプログラムは非常に有効であると感じています。このように、岩手大学は自分のやりたいことを追求できる大学です。私は化学の研究の他に、空いた時間で趣味やアルバイトに励んでいます。例えば、授業が終わってから図書館や自宅で授業の予習や復習をしたり、アルバイトをしたり、体を鍛えるためにスポーツジムに通ったりと、毎日充実した時間を過ごしています。他にも部活やサークル、短期留学や企業のインターンシップなど、大学で新たな挑戦をして、それを深く追求することが出来る岩手大学には、たくさんの魅力がつまっています。

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物理?材料理工学科

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    様々な事象を数学を使って紐解くことで、世の中をより深く理解することができます。

    日景大雅さん

    数学はあらゆる学問の基礎であり、様々な現象を正しく理解する上で欠かせない科目です。数学を用いて、世の中で起きている現象の本質をより鮮明に見ることが出来ると考えています。私は数学の学習を徹底することで世の中に存在する問題点を明確にし、その打開策を見出す人材になりたいと思っています。

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    実生活に役立つ新しい発見があるかもしれないその期待感が研究をしていての醍醐味です。

    千葉拓人さん

    金属材料の材質評価の研究をしています。軽量化による燃費向上と衝突安全性能の確保を両立させるため、自動車では高張力鋼板が使われています。その強度の保証では製品を抜き取り破壊して品質検査しています。私は材料組織と物理特性の関係に着目し、強度を非破壊で調べる新技術の開発を企業と一緒に進めています。

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システム創成工学科

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    便利な無線通信を快適?安全に使うための研究を行っています。

    村山祐樹さん

    マイクロ波のうち2.45GHz帯はWi-fi、Bluetooth、RF-ID(ICタグ)に使用されており、電波干渉による電子機器の障害発生が医療機関などで懸念されています。私はエコ材料として知られている木質プラスチックに損失性の高い磁性材料を添加することで電波の反射を抑制する、都市空間用電波吸収体について研究しています。この成果が新たな仕組みやシステムの起点になる日を夢見て研究に取り組んでいます。

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    自分で作ったプログラムが作動した時は達成感を感じます。

    藤森啓有さん

    近年では、コンピュータウイルスによる機密情報の漏洩?改ざん?破壊などの被害が多発しています。私の研究では、人工知能の学習にも応用されている「進化型計算手法」を用いてウイルス検出プログラムの最適化を行い、まだ世に知られていないウイルスも防げるようにすることを目標にしています。

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    医療機器の研究開発に携わる夢に一歩ずつ近づけていると実感しています。

    佐々木将瑛さん

    私は将来、医療機器の研究開発に従事したいと考えており、現在は医療機器開発系の研究室で「ヒトの嚥下能力(飲み込む力)を測るインターフェースの研究開発」に携わっています。嚥下能力は現在、医師や医療従事者の定性的な判断に基づいていますが、定量的なデータ取得が重度障害の予防にも重要だと考えています。

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    鋼構造物塗装の性能評価法の改善について研究し、建設業界に貢献したいです。

    姥神翔さん

    鋼構造物塗装の性能評価は一般にその外観の様態によって評価されています。私はこの研究室で、塗装の性能を客観的指標によって表現する、簡易な計器測定の測定結果に基づいた評価法の改善について研究しています。大学院でも研究を続け、将来は建設業界に貢献できる人材になりたいと考えています。

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農学部

植物生命科学科

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    作物の鮮度保持向上に貢献できればと思っています。

    中村加菜江さん

    ブロッコリーを含む葉野菜では、わずかな黄変でも消費者から敬遠されるために、葉の黄変は売れ残りや購買後の廃棄などによるフードロスを助長しています。また、流通過程での黄変を防ぐために用いられる冷蔵輸送設備や包装資材はコストが高く問題となっています。そこで私は、これらの問題を解決することを目的に研究を行っています。葉の黄変はクロロフィルの分解によって引き起こされるため、この過程に関わる遺伝子に着目して、ブロッコリーの花蕾 の黄変に関与する遺伝子の同定、ゲノム編集を利用した黄化抑制変異体の作出と解析に取り組んでいます。

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    農業の発展に繋がるグローバルな研究に大きなやりがいを感じています。

    杉田健史さん

    植物ホルモンの一つであるオーキシンは、天然オーキシン(IAA)と人工オーキシン(2,4-D)があ ります。このうち人工オーキシンは除草剤として世界中の農地で広く利用されていますが、具体的な作用経路は未だ解明されておらず、また生態系や健康への影響が懸念されています。そのため、植物体内における人工オーキシンの作用経路を明らかにすることが、従来よりも少ない散布量で効果が出る環境に優しい除草剤の作成に繋がると期待されます。グローバルな視点を持った実験を通して、世界の農業の発展に貢献していきたいと考えています。植物の様々な反応を観察するので、生き物が好きな私にとって毎日がとても充実しています。

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応用生物化学科

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    食品を物理?化学的な視点から研究し、よりよい食品素材開発の為に日々励んでいます。

    石井達也さん

    食品工学研究室では、食品素材や加工食品を、物理?化学的な視点から研究しています。その中で私は、良好な食品テクスチャーを持つ米飯塊の調製に向けた研究を行っています。米飯塊、いわゆるシャリ玉に求められる特性は、「箸で持っても崩れないが、口の中でほぐれる」というものであり、現在使用されている米飯成型機では未だ実現されていません。その実現のため、米飯粒、米飯塊の力学的特性を計測し、その結果をコンピュータシミュレーションに反映させ、いずれは、米飯成型機の設計に利用することを目的としています。食品工学とは、農学に加えて工学の知見を用いて、様々な食品の開発に関わる分野で、その中で私も、誰かの役に立つような食品の開発のため、日々励んでいます。

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    地域の課題の解決に向けた研究に取り組み復興に貢献したいです。

    今福毬花さん

    土壌学研究室では、土壌微生物の機能を利用した環境保全に関わる研究をしています。私は福島県出身であり、地元が抱えるセシウムによる土壌汚染といった課題の解決に関する研究に取り組みたいという想いから、土壌学研究室を志望しました。現在は、先輩方が明らかにしてきた一部の菌類がセシウムを特異的に吸収するといった性質や、その性質を利用した土壌中のセシウム吸収に関する知見を元に、菌類によるセシウム吸収特性の解明とその応用に関する研究に取り組んでいます。卒業研究を通して、福島県に広がる森林での除染に少しでも貢献することができるような技術や知見を明らかにしたいと思い、日々研究に取り組んでいます。

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森林科学科

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    社会経済的視点から、林業の課題を発見、解決したいです。

    馬渕嵩也さん

    森林科学科では多くの視点から森林を学ぶ機会があります。生態系、産業、土木、治山、化学、物理などなど。元々私は生態系に興味を持っていましたが、様々な視点で森林を学ぶうちに、森林の荒廃原因である林業の衰退を止めたいと考えるようになりました。国土の3分の2を占める森林は、多面的機能を発揮して、国民の生活に大きく貢献してくれています。日本の木材が売れなくなったことが、林業衰退の原因の一つにありますが、その売れなくなった原因にはさらに様々な原因が絡んでいます。私は社会経済的な視点から、現代の林業が抱えている課題を探して整理し、少しでも解決の手がかりを見つけたいと思っています。

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    動物による食害を防ぎ、樹木がもつ力を活かした森林管理の実現を目指します。

    中村日香さん

    私は、ウダイカンバの樹齢や大きさによる被食防衛能力の違いを研究テーマとして選びました。樹木は、葉が虫に食べられないよう、毒性を示したり、葉を硬くしたり、毛や棘を生やしたりするなど多様な対策を講じています。ウダイカンバは林業的にも有用な広葉樹で、家具材などに使われますが、成木では昆虫による大規模な葉の食害が発生することがあります。ウダイカンバの成木が食べられやすい一方で稚樹は食べられにくいことが分かっているのですが、稚樹から成木に至る過程のどの段階で昆虫に葉が食べられやすくなるのかを明らかにすることで、除間伐など適切な密度管理を行う時期を特定することができるのです。

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食料生産環境学科

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    貪欲に学び続けたい。

    谷瀬香保さん

    私は釜石キャンパスでババガレイの資源生態学について研究しています。岩手県沿岸で採集されたババガレイの年齢や、分布?移動特性などを調べています。この研究は、岩手県の重要な漁業資源であるババガレイの適切な資源管理を目的にしており、これからの三陸の水産業に少しでも役立つ研究にしたいと考えています。釜石キャンパスではフィールドワークの機会が多く、海に近いキャンパスだからこそ出来ることがたくさんあります。充実した環境の中で研究が出来る貴重な時間を大切に、また、分からないことの多い海に関する勉強の面白さと奥 深さを感じながら、日々研究に取り組んでいます。

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    水環境の保全を様々な角度から考え、豊かな農村作りを目指します。

    長根麗さん

    農業に重要な施設や技術等について、そして農山村と人が共生する環境について講義や実験等を通して日々学んでいます。誰もが知る環境問題から、名前も知らなかったような専門性の高い事柄まで深く学ぶことができます。研究室では、関連論文を読み、水質分析実験を行っています。今後はさらに水の流れやその特性などについての理解を深め、豊かな水環境の保全を支える研究をしていきたいです。

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    生きていく上で欠かせない「食」、高品質な農産物の生産を目指します。

    碁石奈都美さん

    農作物の生産技術に接ぎ木があります。植物の一部を切断して他の植物の一部と接ぐことで新たな性質を与える技術ですが、例えば、トマトを穂木、ナスを台木として接ぐとトマト果実がより甘くなります。遺伝子操作の必要がないため、一般の農家が目的に応じて付加価値の高い作物を生み出すこともできますが、組み合わせ次第では接ぎ木が難しい不親和が生じます。私は、接ぎ木不親和で現れる水や植物ホルモンなどの物質移動の変化を解明し、不親和を和らげる方法を模索しています。

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    身近だった水産業で復興に貢献するため、日々研究に取り組んでいます。

    塩谷一樹さん

    私は幼い頃から魚について興味があり、将来は魚に関する研究をしたいと考えています。また、祖父母が宮城の沿岸に住んでいて三陸の水産業が身近にあったので、大学の進路を考えた際に、ただ魚の研究をするのではなく、東日本大震災の被害を受けた三陸地域に少しでも貢献、復興の手助けができたらと考え、岩手大学に新設された水産コースに進学を決めました。水産コースは3年生の後期で釜石キャンパスへ移動し、より専門的に学習を深めることができます。海洋実習や乗船実習など実際に海の上に出て行う授業も行っており、座学だけでは得ることができない実践的な経験も得られます。私は大学院へ進学して博士号を取得したいと考えているので、現在はその目標を見据えて日々勉強しています。水産コースの先生方は生徒との距離が近いため、気軽に疑問点を質問することができ、丁寧に対応していただけます。また、進路についても一緒に考えてくれる先生方なので、安心して研究に取り組むことができます。

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動物科学科

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    野生動物との共存を目指して。

    千代島蒔人さん

    私は小さい頃から日本産野生動物の生態に興味があったので、動物行動学を専攻しました。現在は、ニホンイノシシは分布拡大地域においてどのような環境を選び定着するのか、を研究しています。実際の調査では、大学の演習林を歩いて糞などの生活痕跡を探す痕跡調査と、自動撮影カメラによる観察を行っています。近年、イノシシは分布を北上させています。それに伴い、これまでイノシシによる農業被害がなかった地域でも被害が報告され始めています。そこで、イノシシによる農業被害の予測に研究結果を活用し、被害の抑制にも役立てられたらと考えています。

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    興味を持った分野での学びを動物の保全に活かしたい。

    佐藤芙優さん

    動物に関する幅広い分野の講義を受けた中で、私は発生や生殖、野生動物の保全などに関 わる分野について学びたいと思い、遺伝子資源の保存について研究を行っている動物遺伝育種学研究室に入りました。現在はマウスの生殖腺及び生殖細胞について研究しています。将来、精子や卵子になる生殖細胞の発生?分化や精巣?卵巣の構造変化について、胎仔期から成体までを組織学的に観察し、その動態を体系化して生殖学的?医学的に重要な意味を持つ生殖細胞の機構解明に関する基礎データとして利用できるようになればと考えています。次世代の個体発生に関わる唯一の細胞系列について学び、自分の研究が種の保存と保全に少しでも貢献できたら嬉しいです。

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共同獣医学科

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    自分の研究が家畜を守ることに繋がるやりがいを感じます。

    落合千尋さん

    私は現在、牛白血病ウイルス(BLV)の感染によって起こる地方病性牛白血病の研究しています。現在、日本では発生が増加しており、畜産農家での経済被害も増加しています。私はこの病気の清浄化を目標に、BLVの感染から白血病の発症までのメカニズムを追求しています。実際の研究室での生活は実験室内にとどまらず、農場に行って自分で牛の採血を行うこともあります。研究が思うようにうまく行かず、挫けそうになることもありますが、研究室の仲間と知恵を出し合い、一歩ずつ前に進んでいます。研究を通じて獣医師が日本、世界の家畜を守る重要な立場であることを実感し、広い視野を持った獣医師になりたいと思いながら日々研究しています。

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    研究や診療を通じ、多様な生命に向き合いながら彼らの尊さを学べる毎日です。

    渡辺寛治さん

    私の研究はハクチョウの麻酔方法の開発です。鳥類は非常に繊細な生物で、基本的に人間に触られる事を嫌います。彼らに与えるストレスを最小限に抑え、検査や治療を安全に確実に行うために麻酔が必要になる事も多いです。しかし、鳥類の麻酔の研究は報告が少なく、発展途上の段階にあります。私の研究によって有効で安全な麻酔方法が開発できれば、より多くの命を救えると信じています。また、私が所属する小動物外科学研究室は研究だけでなく、動物病院の診療に参加する事が大きな特徴です。患者さんが元気になって退院してくれた時はとても嬉しいですね。岩手大学は全国的に珍しくエキゾチック動物の診療も積極的に行っており、多様な動物の獣医療を学ぶことができ、獣医学生冥利に尽きます。

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